時代を越える
日本橋木屋・刃物展
~ 日本橋木屋本店 izutuki ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、併設されたギャラリー izutuki にて、6月20日(金)から7月10日(木)まで、「時代を越える 日本橋木屋・刃物展」を開催中です。
※ 最終7月10日は13時までとなります。
今回も株式会社木屋 日本橋本店 安部店長にお世話になりました。
併せて izutuki ご担当の大場さんにもご案内いただきました。
日本橋木屋さんよりご挨拶
刃物の木屋の刃物展。
日本橋に木屋ありと、親から子へ、何代でも、ずっと語ってもらえるよう木屋は刃物を皆さまにお届けして参りました。
老舗の切れ味をぜひその手に。
※ 在庫状況によって入荷待ちの可能性もございます。
その際はご容赦くださいませ。
・・・それではお品のご紹介です。
お値段はすべて税込価格です。
團十郎 正夫 240mm
51,700円
お刺身をひといきで引くための庖丁です。
先のとがっている形は関西型で、菖蒲の葉に似ていることから「正夫(しょうぶ)」と呼ばれます。
同様に、柳の葉に似ていることから「柳刃(やなぎば)」と呼ばれることもありますが、同じものです。
現代でお刺身庖丁と言えばこの形を指すことがほとんどです。
鋼材は最高級の鋼、安来青紙鋼を使用しています。
柄は使い込むほど味わいの出るケヤキに水牛の角をはめ込み、手になじみやすい八角に仕上げました。
団十郎シリーズは、歌舞伎役者市川團十郎にちなんで名づけられた、木屋さんが明治年間から使っている由緒ある商標です。
この名に恥じないよう、木屋オリジナル商品の中でも最高級品シリーズに命名されています。
右: 梅治作 牛刀 160mm
26,400円
左: 梅治作 和牛刀細身
29,700円
現代の名工、二代目梅治・村上文雄さんが鍛える入魂の料理庖丁。
我が国伝統の刀匠の技を生かし、手造りならではの絶妙な切れ味と使いやすさを実現しています。
はがね庖丁独特の美しさ、しなやかさ、切った時の抜群の手応えは村上さんの入魂の作品であることを私たちに教えてくれます。
洋庖丁タイプは黒檀の美しい柄が特徴です。
柄の部分と金属部分の間に凹みがあるのは、木が長期の間に収縮する可能性を考慮したものです。
万が一木が縮み、金属が露出することで金属部分に触れてお使いになる方が怪我をされないよう、あらかじめ少し凹んだ状態に設計してあります。
製品不良ではございませんので、どうぞ安心してご使用ください。
和庖丁タイプは通常の梅治牛刀よりも刃巾が細身で、塊の肉などが更に切りやすい形状です。
なお、梅治牛刀は木屋さんの230年記念モデルを、以前ご紹介させていただきました。
コスミック團十郎
ペティナイフ 120mm
23,650円
切れ味長持ち、かつ、サビに強い、ご家庭用として理想的な鋼材【コスミック鋼】を使用した庖丁です。
研ぎや使用後のお手入れにあまり手間をかける時間のない方へ、ぜひおすすめいたします。
ステーキ等に付け合せるジャガイモや人参の面取り、野菜の飾り切りなど、大きな庖丁では難儀な細工もペティナイフがあれば、意外と簡単にできるものです。
◎ コスミック鋼とは・・・
庖丁をはじめ刃物各種の材料に使われている鋼材は、用途に合わせて数種類の金属元素を鉄に添加して作られており、高い硬度や耐摩擦性を要求されるほど、添加元素の比率が高くなります。
添加比率が高いほど、高音では溶け合っていた成分が凝固するときに大きな粗い組織(復炭化物)に成長し、細かい均一な組織を得ることは不可能とされてきました。
この不可能の壁を打ち破った新技術が、コスミックスチールの製造に利用される「粉末製鋼法」です。
粉末製鋼法により、金属硬度指数HRC(ロックウェル硬度Cスケール)62以上という高硬度と高い靱性を併せもつ優れた鋼材がはじめて実現しました。
ミクロの粒子が広大な宇宙を連想させるので、この粉末鋼から作られた鋼にコスミックスチール「宇宙鋼」と名付けました。
理想と希望の詰まった命名なのです。
◎ 團十郎刃物とは・・・
歌舞伎役者「市川團十郎」にちなんで名付けられた、木屋さんが昭和初期から使用している商標です。
庖丁に限らず、時代ごと一押しの道具に團十郎の名を冠しています。
右: NO.160 鎌型庖丁
22,000円
左: NO.160 ペティナイフ 150mm
16,500円
NO.160 鎌型庖丁はエーデルワイス・ステンレス鋼を使用した、木屋さんの庖丁に中で長年にわたり一番選ばれている庖丁です。
鎌型庖丁は三徳とも呼ばれ、普段のお料理用にまずは持っていたい庖丁。
肉、魚、少し嵩(かさ)のある野菜を切るのまで、これがあれば大体こなせる、頼りになる1丁です。
サビにも強く、毎日のお手入れも簡単、切れ味が落ちたらもちろん研ぎも可能です。
ペティナイフは、大きな庖丁を出すほどでもない日に大活躍します。
これからの時期であればそうめんの薬味を刻んだり、さっと冷やしたトマトを切ったりと、出番の多さは使うほどに感じます。
自分用にもプレゼント用にも、迷ったら木屋さんの「NO.160 鎌型」を選べば、まあ外さないな、という信頼の積み重なった庖丁です。
◎ 鋼材につきまして・・・
ブレードには、オーストリア製のエーデルワイス・ステンレス刃物鋼を使用しています。
サビの原因となるカーボンの量を押さえたので、耐蝕性が大幅に向上したほか靱性が増しています。
微量の元素の添加と、今までの常識を変えた特殊熱処理の効果で、長切れの決め手である硬度はほとんど変わりありません。
サビにくく切れ味も落ちにくい、エーデルワイス・ステンレス鋼をぜひ体感してください。
菜切庖丁 墨流し黒
19,250円
日本で伝統的に使われてきた家庭用の庖丁の形が菜切庖丁です。
「菜」切の名の通り、野菜を切るのに好適、刃は水平で幅が広いので、白菜など嵩のある野菜を切ったり皮をむいたりするのに便利です。
片刃が多い和庖丁の中で、菜切りは諸刃ですので、ご家庭でも扱いやすい和庖丁です。
アゴの丸いのが東型、角ばったのが西型です。
右: 木屋 万能ヘラ
4,400円
左: 木屋 チーズナイフ ZIGZAG
3,300円
万能ヘラもチーズナイフどちらも、ハンドル、ブレードなど木屋さんの伝統的デザインを生かしつつ、材料、熱処理、研磨と、品質にこだわったツールです。
ヘラは薄い鋼材の使用と熱処理で、弾力を持たせてあります。
バターロール等でサンドイッチを作ったり、チーズ、ハム、ソーセージの切り分けや、バター、パテ等を塗る時にも、とっても便利。
チーズナイフは、刃物屋・日本橋木屋さんのこだわりが詰まっています。固めチーズ向きです。
ジグザグの刃付けと峰を薄く研ぎ込んだ使いやすい形状で、チーズをジグザグに飾り切りして、おつまみやお弁当に便利です。
柄は木屋さんが60年以上製造していますエーデルワイス・ステンレス庖丁の、初代の柄のデザインを復刻したものです。
いづつき VG10裁鋏 260mm
49,500円
お手入れの簡単な鋼材の裁ち鋏です。
やや大きめの刃は和裁のまっすぐ裁つ切り方に最適。
布を切るためには専用の鋏をお使いください。
また、布切り用に使う鋏で紙や厚めのものを切ってしまうと合わせが狂ってしまうので、布だけにご使用いただくようお願いいたします。
木屋鋏印 池ノ坊
11,000円
「鋏印」は伝統的な火造り鍛造の技を用いて作られた園芸鋏シリーズ。
この池ノ坊花鋏は、鋭い切れ味と使いやすさを両立させた実用的な一品。
池ノ坊型は持ち手の輪が小さく、手を入れないで使う形状です。
カシメ(接合)の軸が水平になるように鋏を持つことで、鋏自体の重さで刃が開くように作られています。
一見操作が難しそうですが、手指の自然な開閉と鋏が連動するため、慣れれば非常に使いやすい鋏です。
全長約17cmの使いやすいサイズで、刃部には良質な炭素鋼を使用。
一つ一つ丁寧に研ぎ上げられた刃は、茎を潰さず美しく切断します。
ご使用後は水分や樹液などの汚れをよく拭き取り、油を塗って保管してください。
ニッパー爪切り ブラスト仕上
6,380円
ニッパー型の爪切りは刃が大きく開くので、厚くなってしまった爪や足の爪などが切りやすくなります。
爪で悩んでいる方は、一度ニッパー型をご使用してみていただきたいです。
よくある、ひっくり返す形の爪切りとは形状が違うので、慣れるまではやや難しく感じるかもしれませんが、慣れると手全体の力をかけられるので楽に切れます。
刃が大きく、何でも切れそうに見えますが、爪用に調整された刃ですので針金など爪以外のものは切らないようお願いいたします。
日本橋木屋
日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 1階
東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 コレド室町地下入り口
東京メトロ銀座線・東西線 日本橋駅 B9b出口より徒歩2分
03-3241-0110
営業時間 月~金 11:00~19:00
土・日・祝 10:30~19:00
元日・COREDO室町点検日を除き休まず営業です。
木屋さんのホームページはこちら
⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/
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