【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

問屋街で有名な日本橋馬喰町ですが、そこでひときわ目を引く建物があります。
創業明治5年の老舗、三上旗店様です。


問屋街のお店というものは、得てして一つのアイテムに特化したお店が軒を連ねる訳ですが、こちらのお店は「旗」に特化したお店です。


旗といえば、サッカー観戦などで必ず見るものですが敢えて注目したことはありませんでした
先日、家族で散歩をしている時に見かけ、ついつい感動して連絡を取り取材させてもらった次第です
こういったお店と出会えることこそが問屋街の魅力に他なりません

旗の事ならばなんでもお任せ

旗の事ならばなんでもお任せ 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

こちらが店内の写真です

令和ももう7年が経っておりますが、日本人は旗が好きな様でお引き合いは絶えない様です
用途としてはスポーツ大会、企業の展示会、社旗、などの用途の他、モノによっては贈答品としても活躍します


三上旗店様では下記のようなお取り扱い製品がございます

(1)旗
旗に関しては、学校関連・企業関連 からのお引き合いが主です
近年ではOB会(xxx稲門会など)でもご要望が多く、三上旗店様の主力商品の一つです
特に六大学野球、早慶戦ともなると旗は応援の要。三上旗店の旗が各チームを鼓舞します


(2)腕章 たすき
・選挙の時
・町会の火災予防運動
などお引き合いは多く「やはりしっかりしたものを使いたい」と言う場合は三上旗店様に常にお声がかかります
※中央区観光協会もお世話になっていた様です


(3)のれん
・お風呂ののれん
・飲食店の軒先 など
お店の顔とも言える大事なアイテムです。


(4)のぼり
駅伝などでは必須アイテムとも言えるのぼり。
展示されている様なコンパクトなミニのぼりはお手軽で良さそう。
最近は、オリジナルのぼりの人気が高いそうです
※好きなアイドルの名前などを入れる、いわゆる「推し活」などで活躍します


(5)トロフィーカップ
運動会などでつきもののトロフィーカップ、旗とは良相性です


などなど、上記は幅広い取り扱い製品の僅か一部に過ぎません

横幕、懸賞幕、タペストリー、ストリートバナー などなど
他にも幅広い商材を扱っておられるようでして、下記webサイトご参照ください
https://www.mikami-flag.co.jp/


横山町の実店舗で現物を確認しながら検討することができますので、是非お店にもお立ち寄りくださいませ



 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

旗のことを教わってきました

旗のことを教わってきました 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

旗と一口に言ってもピンキリです。

素材や製法などにより大きく価格は変わりますが
オーダーメイドの唯一無二の旗を用意できるというのは、こだわりのあるお客様にはとても嬉しい限りです。

例えばこちらの旗は三上旗店様の中でも特に上質な旗のタイプです

・素材は絹となっておりまして
・それに金糸で刺繍を施してあります
・旗の周りにはフリンジといわれるヒラヒラがありますが、これも上質なものです
・竿は漆で仕上げたものになっております
・竿の一番上の竿頭(かんとう)と呼ばれる部分もお客様のご要望で対応可、企業様ですとロゴなどを誂ったものは大変好評です

↓竿頭とは、下記の画像のような部位になります(補足説明のために画像をいただきました。こちら月島第一小学校の竿頭写真とのことです)

 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

このように、色々なオプションで唯一無二の旗を提案できるのが三上旗店様の強みです

↓は竿の材質違いのオプションです。これだけ色々な選択肢がある訳です。
こだわりの強いお客様のニーズにしっかり応えております

 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

本染の旗

本染の旗 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

こちら、早稲田大校旗となりますが
絹生地に対して、本染めと言われる製法で製作された旗です
学校関連などからのお引き合いが絶えない三上旗店様の主力商品です
※こちらは納品済のもので、店内展示はしておりません。記事執筆のために特別に画像データをご提供いただきました。

素材と製法に関しましては三上旗店様のウェブサイトにとても良くまとまっておられました
ぜひご参照ください
https://www.mikami-flag.co.jp/design-sozai/


本染の旗の特徴でもありますが、裏から見ると↓のように鑑(かがみ)になっております。
素人の私からすれば、これこそが旗って感じがいたします。

なお、物価高騰は旗の業界においても例外ではないとのことで、原材料費・人件費の高騰などの影響で価格は上昇傾向とのことです。どこも同じなんですね。

 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

暖簾(のれん)

暖簾(のれん) 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

こちらはのれんです

写真の「女湯」のものに関しては、木綿を染めたものです
染め抜くことで裏面は反対の文字になってます
人が触るものですので、手触りが良好な素材を選定されておられるとのこと
細やかな心遣いも嬉しい限りですね。

素人の私が触っても、良質であることは感覚的に分かりました
全てのお客様が触れるものだからこそ、良いものにこだわりたいですね。

 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

筆者も欲しい 半纏

筆者も欲しい 半纏 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

半纏も三上旗店様で手がけております。こちらも本染という製法になります
画像のように、自分の名前入の半纏はお祭りの時に注目を浴びること間違いなしですね

通販などで、安価な半纏は色々販売されておりますが
これは質感などからして、全くの別物ですね。
実店舗(駅近)で実物を確認できるというのは、現代に於いて大きな強みかと思います

こだわりたい人には納得の仕上がりかと思います
他の商材とも共有することですが、色々な生地や染色方法でお客様好みの一品を作れるというのが三上旗店様の魅力に他なりません

 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

会社や母校への愛着を育む、素晴らしいアイテム

会社や母校への愛着を育む、素晴らしいアイテム 【三上旗店様】問屋街に佇む旗の老舗専門店

なお、こちらの三上旗店の三上社長様は、付属から慶應義塾で学ばれ
慶應義塾大学弓道部のご出身でもあられます

お話をお伺いしましたが愛校心がとても強く、今でもOB会などに関わられており
この旗店というお仕事に生きがいを感じられているようにお見受けしました

六大学野球など含め、文教関連は非常に重要なお仕事とお伺いしました。
楽しそうに語らう三上社長のお姿を見て、母校を愛し、それを仕事にするというのは何とも幸せなことなのかと感じました。

私は早稲田出身なのですが、正直母校を愛してこなかった、勿体なかったなぁとも思います。
2人の娘達には、私の反省ではないですが、母校愛を持って学校に通ってもらいたいと思います。
入れるものなら慶應に是非。。。


【店舗情報】
〒103-0002
東京都中央区日本橋馬喰町1丁目12-6 三上ビル

TEL:03-3663-8841
FAX:03-3664-8108
URL:https://www.mikami-flag.co.jp/
定休日:土日及び祝祭日