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～この夏、銀座に「能」のお祭りがやってくる！日本の伝統文化「能」を身近に体感できる特別な5日間～
【8/11(月)～8/15(金)、TOKYO GINZA 夏祭り能楽堂 開催】
This summer, Noh festival coming to Ginza. (for more detail ↓)
GINZA SIX地下3階にある「観世能楽堂」で、身近に「能」を楽しめるイベント「TOKYO GINZA 夏祭り能楽堂」が開催されます。能面体験や「船弁慶」のショートパフォーマンスなど、大人だけでなく子供も夏休みの記憶に残る体験ができます。（入場料1,000円、15歳以下入場無料）
(Detail in English) https://kanze.net/en/publics/index/658/
TOKYO GINZA 夏祭り能楽堂
「能」を実際にご覧になったことがない方でも、観世流初代「観阿弥」と息子の「世阿弥」の名前や、結婚式で謡われる観世流「高砂」の「高砂や その浦舟に帆をあげて〜」という一節をご存知の方は多いのではと思います。
観世流能楽師と一緒に能の所作を体験できる「お稽古体験」や、観世宗家に伝来する貴重な能の装束・能面を見ることができ、能を身近に心ゆくまで楽しめる真夏のイベントです。会場では提灯や葦簀、風鈴、朝顔が夏の風情を演出し、夏祭り気分を盛り上げてくれます。
参加型イベントを中心に、「お祭り」のように能を楽しめるイベントが盛りだくさんです。
★能面体験
能楽師の指導の下で実際に能面をつけて、能の主人公になりきれる人気イベントです。女面や、般若に代表される鬼、神様をはじめ50種類以上の能面から選ぶことができます。古典芸能の一端に触れ、自分自身もその世界の一部となることができるでしょう。
★能楽師といっしょに楽しむ「ワークショップ」
能楽堂の舞台で、14時25分と18時の1日2回、各45分間のワークショップが開催されます。
能の代表的な演目のひとつ「船弁慶」の、能面・装束の着付けや迫力満点のパフォーマンスを見ることができます。また、観世流能楽師による「お稽古体験」もあり、実際に仕舞を体験できます。
★観世宗家所蔵「装束・能面」展示
700年以上の歴史を有する「観世宗家」に伝来する第一級の装束・能面を、間近で見ることができます。普段目にすることのできない、貴重な能面や装束が一堂に会します。
★「船弁慶」大型映えスポット
等身大バナーの「船弁慶」知盛の亡霊が立ちはだかる、迫力満点のシーンをバックに写真撮影ができる「映えスポット」です。ここでの写真撮影は、特にインスタ映えするスポットとして注目です。
会場内ではムービーショウを除いて撮影は自由です。また、その場で画像をSNSにアップすると、抽選でプレゼントがもらえます。
★大画面で楽しむ「ムービーショウ」
「観世能楽堂バックステージツアー」というムービーでは、普段は、役者以外は入れない観世能楽堂の舞台裏を体験しながら、能楽の魅力を深く知ることができます。さらには、最先端のCGを駆使した「神・鬼・麗 三大能」という壮大な映像作品も上映されます。
★オリジナルグッズショップ
スーベニアショップでは、能のスタイルをしたスヌーピーや観世宗家伝来の文様をデザインしたオリジナルグッズなど、ここでしか手に入らないグッズが並びます。種類豊富なクッキーもオススメです。
詳細は、以下のホームページをご覧ください。
「能」をもっと楽しもう！
「観阿弥、世阿弥親子による能の大成」、歴史の教科書の室町時代の部分に書かれていたそんな一行をご記憶でしょうか。
能は、若き将軍「足利義満」が新熊野（いまくまの）で観阿弥・世阿弥親子の能を見て、芸に魅せられた事が契機となり、足利将軍の寵愛を受けたことで文化として花開きました。更には、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も能を舞っていました。能は江戸時代に円熟を極め、やがて我が国を代表する伝統芸能へと発展を遂げました。
能楽は、室町時代に生まれ、現在まで約700年の時を越えて連綿と継承されてきた「現存する最古の演劇」なのです。
堅い話は、これくらいにして。。。。
「能をもっと楽しむ」ことができるおススメは、26世観世宗家「観世清和」さんのご子息の、能楽師「観世三郎太」さんの約30分のYou Tube、「観世能楽堂バックステージツアー」です（↓）。「能」や「能舞台」、その舞台裏などについても、「能」の知識がない方にも分かるように、かみ砕いて説明されています。
https://www.youtube.com/watch?v=_MYrL9Fx6sg
観世宗家は、「観世能楽堂」をはじめ中央区とご縁が深いのです。その中でも「こぼれ話」を。。。
観世宗家では、正月元日に舞台で「謡初（うたいぞめ）」を行なうならいとなっています。その際、「今年一年良い声で謡いましょう」という意味を込めて、日本橋の老舗飴屋の「ことぶき飴」と「かつぶし飴」をお配りするそうです。そう、皆さんご存知、日本橋たもとに本店のある「榮太樓」さんの、梅ぼ志飴をおめでたい亀甲形にした「ことぶき飴」と、黒飴を縁起のよい鰹節形にした「かつぶし飴」ですね！
26世観世宗家「観世清和」さんも、その著書の中で、「能をもっと自由に楽しもう」とおっしゃっています。今回のイベントは、能を身近に心ゆくまで自由に楽しむのにピッタリのイベントです。この夏、家族や友達と一緒に、文化や芸術を堪能できる機会にぜひ足を運んでみてください！
※画像提供：一般社団法人観世会
アクセス
【参考資料・出典】（ホームページ含む）
観世流、観世能楽堂バックステージツアー、観光庁、文化庁、GINZA SIX、三越伊勢丹
観世清和と能を観よう(新版日本の伝統芸能はおもしろい)（岩崎書店）、能はこんなに面白い!（小学館）、観世宗家能暦－観世清和が語る七〇〇余年受け継がれる伝統と継承（淡交社）、日本の古典芸能－名人に聞く究極の芸 雅楽、能、狂言、文楽 歌舞伎、日本舞踊 三味線、胡弓（かまくら春秋社）