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2025 隅田川月島緑道を彩る清爽な "白花" サルスベリ

 2025 隅田川月島緑道を彩る清爽な

 サルスベリは中国原産ミソハギ科サルスベリ属の落葉小高木。  幹肌は淡褐色、所々剥げ落ちた跡は白く、濃淡が混じった斑模様で、和名サルスベリ(猿滑)は木登り上手な猿でも滑り落ちる程樹皮が滑らかという喩えから名付けられたとされます。         枝を大きく横に広げ、枝先に円錐花序を付け、散った後も蕾が次々と開き、開花期が2‐3ヶ月続き、別名「百日紅」とも称され、花色は紅色が一般的ですが、濃桃、淡桃、赤、白、紫、複色と様々です。 強い陽射しや乾燥に強く、真夏を彩る貴重な花木の一つで、自然樹形でも形が整い易く、手入れも楽なので、庭木、公園樹に広く利用されています。                        フリルの様に縮れた花弁は6枚、基部は細い柄状で、団扇に似た個性的な形状をしています。                    英名 Crape myrtle は、花弁が縮緬(Crape)の様に縮れていることに由来とされます。         隅田川に架かる佃大橋から下流左岸に広がる「隅田川月島緑道」に植栽されているサルスベリの白色が夏空に映え、水辺空間に清爽感を醸し出し、対岸の明石町河岸公園の緑地と共に、連日猛暑が続く中、涼を提供しています。