2025 両国の川開き継承 真夏の下町風物詩「隅田川花火大会」
享保18(1733)年、前年の大飢饉と疫病の流行で犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈願する「水神祭」に端を発するとされる「両国の川開き」の伝統を受け継ぎ、昭和53(1978)年、名を改め復活した、東京·下町の夏の風物詩「隅田川花火大会」。 勢力の強い高気圧に覆われ、都心の最高気温は35.5℃と2日連続で猛暑日となった7月26日19:00、令和7年(第48回)隅田川花火大会の開催を告げる花火が打ち上げられました。 桜橋下流~言問橋上流の第一会場では、両国ゆかりの花火業者と、国内の代表的な花火大会で優秀な成績を収めた業者を加えた計10社による花火コンクールが実施され、駒形橋下流~厩橋上流の第二会場と合わせて約20,000発の、職人の技と趣向を凝らし、丹精込めてつくりあげられた見事な傑作が、約1時間半都心の夜空を彩ります。尚東京スカイツリーでは、27日、打ち上げ花火や仕掛け花火など4種の花火をイメージした特別ライティングを点灯し、花火が打ち上がり、火の粉が舞う様子などが演出予定と聞きます。 隅田川が中央大橋上流の佃2丁目付近で東に分流した隅田川派川(晴海運河)沿いの石川島公園北端はビューポイントの一つ。納涼船が行き交う隅田川上流を仰ぎ見ると、ライトアップされた永代橋上方に、色とりどりの大輪の花が夜空に咲き、多くの見物人から歓声が上がりました。
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