加島美術 【下見会スタート】「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.23 MAIN SALE(8/23~8/31)
加島美術さんから、展示下見会のご案内を頂いたので、久しぶりに画廊を拝見してきました。
ご案内頂いた内容は、
一昨年よりスタートした”MAIN SALE”は、厳選を重ねた優品のみを出品する、年に一度の特別な「美術品入札会 廻-MEGURU-」。 なかでも今回開催するVOL.23 MAIN SALE は、出品作品の質・希少性とともに、廻の歴史上、もっとも充実しいたラインナップとなっています。(中略)
下見会概要:
会期:2025年8月23日(土)から8月31日(日) 入場無料/会期中無休
入札締切日:2025年8月31日(日)18時
営業時間:10:00~18:00 ※金曜・土曜は20:00
出品作品:219点
会場:加島美術 〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-2
会場入り口を入って直ぐに目に入ったのは草間彌生さんと Paul Aizpiri の明るい洋花の作品。
そして、夏目漱石の彩色画。
そして、水墨画に混じって、とても、珍しい『夏目漱石』の彩色画の作品。
私が加島美術さんに抱いていたイメージは、水墨画、そして墨痕鮮やかな作品を取り扱われるというもので、とても素晴らしい作品が多く、大発見でした。
伊東深水、鏑木清方、上村松園の作品が揃い踏み
伊東深水の『吹雪』
厳しく吹き付ける雪の中を急ぐご婦人。 交通の不便な時を思い出すとともに、この夏の盛りには、出会ってみたい風景です。
鏑木清方の『鎧河岸』
小舟で向こう岸から着いて、今にも立とうとしている風情。傘を広げようとしている白くか細い腕。雪の白さにも増して白い頬。 白い情景に白く女性を描いた、とても素敵な絵ですね。 空には白い都鳥が飛んでいこうとしています。
上村松園の『紅葉可里図』
京都嵐山の紅葉でしょうか。 とても上品な娘さんを描く松園さんの絵が大好きです。
洋画では、絹谷幸二さんの作品も
文化勲章受章者の絹谷幸二さんの作品も展示されていました。
写真は画廊の方がカタログを見せていただいたので、それをご紹介します。
作品名『ばら』 板0号アフレスコ額装 本紙18X13cm 全体 31X27cmm
真ん中の真紅のバラは、どなたかのお顔をオマージュして描いたのかと思いました。
私が、絹谷幸二さんを知ったのは、富士山を赤い太陽と月を金色で描いた作品、「日月湖上豊穣富士」でした。
氏は奈良県生まれ。東京芸大を卒業後、イタリア留学し、フレスコ画と古典絵画を研究なさったそうです。
’93年から東京芸大教授を務め、大阪芸大でも後進の指導に当たられたそうです。
大阪市に「絹谷幸二 天空美術館」があると知り、是非観賞に行ってみたいと思っています。
お二階の茶室と展示会場は必見です
その他、沢山の作品が展示されていました。
暑い中、わざわざ鑑賞に訪れる価値は十分にあります。
私も開催期間中、もう一度お伺いしようと思っています。
オフィシャル