三谷かぶき第3弾「歌舞伎絶対続魂」(ショウ マスト ゴー・オン)ー吉例顔見世大歌舞伎
顔見世の季節がやってきました。話題は何と言っても三谷幸喜の6年ぶりの新作「ショウ マスト ゴー・オン」です。物語は「延享5年(1748)に伊勢の芝居小屋・蓬莱座で『義経千本桜』の幕を開けようとしている舞台裏から始まります。『義経千本桜』を上演するために次々と起こるハプニングを狂言作者や座元、頭取、大道具方などの裏方や舞台に出演する役者たちで懸命に乗り越えていこうとする群像劇」(11月筋書きより)です。
三谷幸喜はインタビューで「歌舞伎座をドッカンドッカンと笑いで揺らしたい」と話していますが、これでもかと次々起こる事件に客席は爆笑の渦。俳優や裏方も幕を開けたら最後までやり抜くという信念のもとで大奮闘。筋の説明をするとネタバレなのでそれはご覧になってのお楽しみ。「最高の喜劇集団と僕は今、仕事をしている」(朝日新聞コラム)と作者に言わせる舞台をお楽しみください。
狂言作者に幸四郎、座元に愛之助、看板役者の小平治に獅童、狂言作者見習いに染五郎、頭取に鴈治郎、大物役者の叶琴左衛門に白鸚と豪華なラインナップ。
「国宝」効果か三谷幸喜人気か連日満員の客席と報道されていますが、私が観た4日目もぎっしりでした。
顔見世大歌舞伎の千穐楽は26日。10日と18日は休演。
昼の部 11時開演「御摂勧進帳」「新口村」「鳥獣戯画絵巻」「御所五郎蔵」
夜の部 17時開演 「當年祝春駒」「歌舞伎絶対続魂」
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