2025 三越の第九コンサート ソリスト×合唱×パイプオルガン
12月29日12:30~/14:30~(各回約25分)、日本橋三越本店 本館中央ホールにて、日本で唯一現存する演奏可能な昭和初期製造のシアターオルガンとして区民有形文化財に登録されているパイプオルガンの伴奏での「三越の第九コンサート」が開催されました。 今回は、指揮者 長堀拓斗氏、オルガニスト 加藤慶子氏、ソプラノ 中須美喜氏、メゾソプラノ 南あかり氏、テノール 大平倍大氏、バリトン 外崎広弥氏の気鋭ソリストを迎え、声楽家と「中央区第九記念合唱団」による大合唱です。 「中央区第九記念合唱団」は、1938年12月 歌舞伎座での、ドイツから招聘したローゼンシュトック指揮 新交響楽団(現NHK交響楽団)第九公演が「年末の第九」の一つの端緒とされている縁を踏まえ、歌舞伎座の全面建て替え構想が浮上する中、「平成の歌舞伎座に70年ぶりに第九公演を復活させよう」と、区内在住·在勤者等により2007年3月結団された三世代参加型「中央区第九の会合唱団」がその前身で、2014年「中央区第九記念合唱団」と改称されました。 1994年設立の中央区交響楽団の全面協力を得、「中央区第九の会」が編成され、2008年4月には念願の歌舞伎座の舞台にも立ち、2008年12月には晴海トリトン公演をスタートさせ、以降毎年師走の恒例行事として、ベートーヴェン作曲交響曲第9番「合唱付き」より 第4楽章「歓喜の歌」が 歌い継がれ、コロナ禍を経て2023年、会場を銀座ブロッサム 中央会館ホールに移し活動再開し、昨年来「日本橋三越第九コンサート」への出演となりました。 国の重要文化財に指定された、5階までの吹き抜け空間に、ベートーヴェンが第九に込めた「全ての人間は兄弟になる」「人類の融和」という平和への祈りの力強い歌声が響き渡りました。 尚中央区第九記念合唱団は、2026年1月24日(土)、晴海トリトンスクエア内第一生命ホールにて2025年度定期公演を開催予定です。
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