サム

2026 春の陽光を浴び艶やかな彩り「ハナモモ」

 2026 春の陽光を浴び艶やかな彩り「ハナモモ」

 浜離宮恩賜庭園 花木園のハナモモが季節に彩りを添えています。モモは中国原産のバラ科サクラ属の落葉中高木。         ハナモモは花の鑑賞を目的として改良された園芸種の総称で、実は小さく食用には適さず、桜(ソメイヨシノ)に前後して開花の最盛期を迎え、ピンクや赤、白、複色と、艶やかな色合いも魅力です。   桃は古来、中国では災いを除き、福を招くとされ、「古事記」にもイザナギが黄泉の国から逃げて帰るときに、悪鬼に桃を投げつけて退散させたと記され、古から親しまれ、馴染み深い植物です。    3月3日の上巳の節句行事に端を発する、今日、女児の健やかな成長と幸せを願う桃の節句「ひな(雛)祭り」には、ひな人形、桃の花を飾り、白酒で祝います。                    ハナモモの樹形には、直立性、箒立ち性、枝垂れ性、矮性があり、植栽場所に応じて選択され、庭木·公園木の他、盆栽·切り花に利用されます。            主な品種として、ひな祭りの切り花として人気のピンクの八重の「矢口」、箒立ち性の大輪の「照手紅/白(桃)」、純白八重の「寒白桃」、赤·白·絞り·斑の花色が入り混じる「源平(桃)」、細長い花弁が重なり菊似の「菊桃」などがあります。