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2026 大名庭園に彩りを添える「五色の八重桜」

 2026 大名庭園に彩りを添える「五色の八重桜」

 4月「卯月」は、草木が芽吹き、自然の命を感じる美しい季節で、柔らかな陽射しに誘われて、公園・緑地に足が向きます。     浜離宮恩賜庭園も4月1日~5月31日は「区制80周年浜離宮花と緑の集い」実施中で、区内在住者は入園料無料です。         園内に植栽されている桜約100本の内、これまでの春景色の主役ソメイヨシノは盛りを過ぎ、代わって、主として「中の橋」から「海手お伝い橋」までの横堀沿いに植栽されている、所謂「五色の八重桜」と称される個性的な桜群が咲き揃い始めました。         「八重桜」とは、山野に自生している桜の野生種並びに変種とは別に、作出された園芸品種の総称である「里桜」の大半を占めるとされる八重咲き品種の通称名で、「牡丹桜」とも称されます。    「五色の八重桜」とは、花の中心から葉化した1本の雄しべが突き出る様が名の由来とされる、ふわっと柔らかな、白色~淡桃色の「一葉」、花の中心から葉化した2本の雄しべが突き出て先端が反り返った様を、普賢菩薩が乗る象の鼻(牙)に見立てたとされる、薄桃色の「普賢象」、塩漬けは桜湯として用いられる、紅色の「関山」、ショウガ科のウコンの根茎から得られる着色料の色に似る、黄色の「鬱金」、高貴な貴族の衣装の色のイメージから名付けられたとされる、淡緑色の「御衣黄」の5品種です。                                   花弁が幾重にも折り重なり、ボリューム豊かに咲き誇る様は華麗で、ソメイヨシノとは一味違う趣です。 殊に「海手お伝い橋」傍らの一葉は見事な枝ぶりです。