(2026年5月23-24日)第3回東京建築祭に常盤小学校・日本橋歴史アーカイブス初公開を(2026年7月4日)常盤学校校友会で報告!
第3回「東京建築祭2026」に、常盤小学校(1873(明治6)年開校)・日本橋歴史アーカイブスが初公開。
常盤小学校は、明治6年に現在の日本銀行のある旧本町1丁目13番地に開校
明治33年、現在地の日本橋本石町4丁目2番地に新築移転
公開日には、東京建築祭の参加者がJR神田駅方面から続々と常盤小学校を目指して人の流れがあり、2日間での入場者数は、常盤小学校4,700名、日本橋歴史アーカイブス600名と(常盤小学校警備員記録集計)報告されました。
1929(昭和4)年復興小学校として建築され、東京大空襲にも焼け残った校舎に残る防空壕も公開されていたことで、人気企画となったようです。
昨年の東京建築祭では泰明小学校(1878(明治11)年開校)の校舎も公開されました。
中央区では復興小学校としては、常盤小学校・泰明小学校2校が近代化産業遺産・東京都歴史的建造物に指定されています。普段は入ることのできない教育現場である中央区の学校建築を鑑賞できることは、非常に有意義なことですね。
防空壕公開1階校長室前廊下
第二次世界大戦時、1945(昭和20)年東京大空襲時までは児童100名が収容できる避難場所として防空壕は使用されていた。
約150mの長さで、1階廊下部分
卒業生のお話によれば、原則的には児童は入れなかったそうであるが、時代によって級長だけは入れていた時もあったことを話されていた。
旧教職員の話によると、終戦後は倉庫として使用され、運動会・学芸会の大型道具を収納していたので、毎年防空壕の中に入っていたとのこと。現在も倉庫として、使用しているとのこと。
2019(平成31)年別館完成『グリーンテラス常盤』の和室公開
別館5Fに素晴らしい和室と日本庭園があります。
茶道や和室での教育活動に使用されている。教育活動以外の時間帯にも地域の方々に開放されている。
日本橋歴史アーカイブスを企画・制作した新野圭二郎氏によるまち歩きツアー
『日本橋 江戸都市文化の原点を歩く』
東京建築祭企画の2日間1日2回、計4回の事前申し込み、有料のツアーです。
①『日本橋歴史アーカイブス』でのガイダンス後、本町通り周辺を巡りながら、江戸初期の町割りや都市構造、そして現代東京へと続く都市の歴史について解説
②室町テラスから中央通り→日本銀行から日銀通りを抜け、常盤橋御門までのコース
③60分の時間内では、時間が足りない程の内容が充実
常磐橋を渡る。
常盤小学校の名称もこの常盤橋御門が由来
近世最大級の城郭を誇る江戸城外郭の正門にあたる常盤橋御門は、重要な御門
現在も御門跡と石垣が現存している。
常盤橋御門は奥州街道に通じる玄関口『江戸五口』の一つ。
【田安門(上州口)・神田橋門(芝浦口)・半蔵門口(甲州道)・外桜田門(小田原口・旧東海道】
1596年-1615年慶長年間に徳川家康の采配で、初めて門が築かれる。
1629(寛永6)年奥羽の大名が枡形門に修築
往時には、外側に高麗門、内側に渡櫓門を配置
参加者の感想
〇東京を知る良いきっかけになった。
〇建築祭のために、東京に来てよかった。
と東京都以外からの参加者も多いことがわかりました。
枡形門の石垣の一部が現存
東京建築祭実行委員長 建築史家 倉方俊輔氏から東京建築祭公式YouTubeにおいて、『日本橋歴史アーカイブス』が紹介され、知名度も上がりました。
新野圭二郎氏からは、歴史愛好家のみならず、建築や都市に関心を持つ多くの方々からも親しまれたことや会期最終日に閉館時間の17時を過ぎても来館者が途切れずに、最終的には19時20分まで対応が続く盛況ぶりに驚かれたようです。
常盤小学校内にある、常盤学校校友会が主催している『日本橋歴史アーカイブス』が歴史的・建築的価値を広く発信する貴重な機会となったということは素晴らしい出来事でした。
※『日本橋歴史アーカイブス』では毎月最終土曜日13時-15時に、無料の新野圭二郎氏のガイドが実施されています。
是非、このような機会を利用して、江戸時代から現代への日本橋の時の流れを感じられる、新野氏のレクチャーを直に受けていただく良い機会と思います。
常盤橋門跡ー国指定史跡
常盤小学校では『日本橋歴史アーカイブス』を学習活動に有効に活用しているとのこと。
素晴らしいです。
常盤小学校児童以外の日本橋にある小・中学校にも、今後『日本橋歴史アーカイブス』学習教材としての活用が広がっていってくれることを祈っています。中央区全体の財産であると期待しています。
防空壕のある復興小学校が、全国でも希少になってきている上、常盤小学校のように使用している学校は、少ないのではと思われます。
2026(令和8)年度常盤学校校友会総会
常盤小学校校歌を旧教職員音楽専科、丹羽先生の伴奏で高らかに唱和し、総会が始まりました。
常盤小学校校歌 作詞 中村秋香(国文学者・詩人・歌人)
1895(明治28)年発表 作曲 小山作之助(東京音楽学校作曲家)
当時としては、大変珍しい洋式音楽でしかも校歌にこの洋式は稀であった。
1.来る春毎に新しき 色を加えて年の端に
いやしげりゆく庭の松 常盤のかげこそめでたけれ
2.千本八千幹年毎に おいたつ小松ひめ松も
常盤の操とりどりに 親木のかげにぞさかゆなる
常盤学校校友会 佐々木一郎会長挨拶
来賓
常盤小学校 浮津健史校長・園長先生ご挨拶
みどり会 山崎省二会長様ご挨拶
日本橋一の部連合町会 涌井恭行会長様ご挨拶
校友会総会議事
校友会新役員・決算・予算書案
講演『日本橋ひみつめぐり』ジャパネスクナビゲーター 三宅あみ氏
三宅あみ氏プロフィール
芸能活動と並行し、2016年から活動を開始。
三越カルチャーサロン・大人の休日俱楽部・よみうりカルチャーなどと提携し、江戸文化講座・まち歩き・全国歴史旅行開催
近年は、歴史文化の知識を活かした司会兼モデレーター
街づくりのお手伝いも行いながら、地域に根ざした活動を目指している。
日本橋の地域の方々に聞いた話を、伝承として伝えているそうです。
【日本橋の繁栄】
◆『日に千両は朝のうち』」
◆江戸で最初につくられた町人地
【実は知られていないヒミツも!?】
◆練り羊羹の発祥の地!?
◆猫も飽きるほどの伊勢町堀
◆丸坊主のにんべん門松
◆粋を体現する『い組』の頭
◆平将門公の祟りは今も!?
お話はアッと驚くエピソードが多く、60分の講演時間が楽しく終わってしまい、もっとお聞きしたかった想いが強かったです。
常盤学校校友会の参加が今年は少ないようで、寂しかったです。
参加者は旧教職員と卒業生との連絡先交換や旧教職員と年代を超えてのエピソードの話も弾んでいました。
特に、卒業してから60年でクラス会をやったという方々は、二宮金次郎像の前で、ホームベースがあったことを懐かしんで、お話されていました。いつまでも母校の小学校時代の思い出は学校に来ることで、思い出されるのではと実感しました。
昨年の参加者は、90名でした。
常盤小学校も明治6年開校ですので、2032年に160周年を迎えます。
「2027年校友会総会には是非、同期の方々を誘い合って、より多くの卒業生、旧教職員のご参加をお待ちしております」と校友会役員の方のご挨拶がありました。
(常盤学校校友会会長様・東京建築祭実行委員長様・日本橋歴史アーカイブス理事様の記事・写真の記載の承諾はいただいております)
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