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【大相撲九月場所6日目観戦】荒汐部屋、新十両・丹治関、見事な逆転の“突き落とし”で勝利

 大相撲九月場所の6日目、東の客席から土俵を見つめました。

今場所新十両に昇進した丹治関は、今日は、西方なので通路を通るときからよく見えました。「姿かたちがいい」という言葉がぴったり。土俵下で出番を待つ間、静かに目をつむり、自身の取組を待つ姿。土俵に上がっても終始落ち着き払っており、表情一つ変えません。今年6月に20歳になったばかりとは思えないほどの集中力です。

 対戦相手は明生関。数年前の朝稽古では、出稽古に訪れていた明生関が若隆景関や若元春関と激しい三番稽古を繰り広げていました。当時の黒廻し姿の丹治は、塩かごを持って稽古を静かに見つめる立場でした。

 そして迎えた本場所6日目。明生関も並々ならぬ気迫で立ち向かい、丹治関は一気に土俵際まで追い詰められました。土俵際で上体が大きくしなり、弓なりになっても、下半身の軸がまったく崩れません。粘り強く回り込み、最後は見事な逆転の「突き落とし」。初日は黒星スタートとなったものの、そこから圧巻の5連勝。土俵際で残せる柔らかさと強靭な下半身——これこそが、丹治関の強さの秘訣なのだと実感させられた一番でした。

 【大相撲九月場所6日目観戦】荒汐部屋、新十両・丹治関、見事な逆転の“突き落とし”で勝利

 東前頭11枚目の若元春関は、東前頭10枚目の王鵬関に対して得意の左が入って寄り切り、4勝2敗。目まぐるしい攻防に会場からも大きな歓声と拍手が起こりました。

同じ部屋の丹治関の活躍が刺激になっているのかもしれません。若隆景関の分も活躍してほしいと心から願っています。

〈荒汐部屋の朝稽古〉

 丹治関を初めて目にしたのは、入門間もない頃の荒汐部屋の朝稽古でした。当時は他の先輩力士に比べるとまだ線が細く、顔つきにもあどけなさが残る17歳の青年。稽古が終わり、記念撮影で一緒に写真を撮っていただいた時のことが今でも鮮明に思い出されます。関取となった今、もう朝稽古後に気軽に記念撮影をする機会はないかもしれません。私にとって文字通り宝物のような”記念“です。

〈十両は通過点〉

 師匠である荒汐親方や丹治関本人がインタビューで語っていた「十両は通過点」。その言葉通り、ここからさらに大きな力士へと駆け上がっていく丹治関をこれからも熱く応援し続けたいと思います。

 国技館で丹治関の応援タオルを探したものの、新十両ということもあり、まだ販売されていませんでした。きっと来年の一月場所には、ショップに「丹治」のタオルが並んでいるはず。来場所はその応援タオルを掲げて応援したいものです。相撲人気でチケット入手が難しい昨今。まずはチケットをゲットすること、これが難関です!

〈豆知識:日本相撲協会とNHKでの本場所の呼び名の違い〉

〈豆知識:日本相撲協会とNHKでの本場所の呼び名の違い〉 【大相撲九月場所6日目観戦】荒汐部屋、新十両・丹治関、見事な逆転の“突き落とし”で勝利

 日本相撲協会とNHKなどの報道機関では、本場所の呼び名が異なります。

日本相撲協会(公式名称): 「一月場所」「三月場所」など。定款や規定などの事務・事業計画に基づき、開催月を基準とした明確な正式名称を使用。

NHK・報道機関(通称・季節名): 「初場所」「春場所」「夏場所」「名古屋場所」「秋場所」「九州場所」。年間スケジュールを季節感とともに分かりやすく視聴者へ伝えるため、伝統的な通称を使用します。

出典:wikipedia他