第11回 江戸東京・川のなぜなぜ舟めぐり
楽しく勉強になりました
第17回EDO ART EXPOの共催イベントとして、 株式会社建設技術研究所様が実施された「第11回 江戸・東京 川のなぜなぜ舟めぐり」に参加しました。 乗船して、申込に対して7倍の倍率で当選して参加できたことをお聞きして、「そろそろ運が巡ってきたな!」と思いました。
乗船前に主催者の実行委員の方にお願いして、ツーショットの写真を撮影してもらいました。
ブログネーム「蛎殻町の松」さんと初対面での記念写真です。
今回のコース紹介
今回は、9/20 9/21 9/24 9/25 9/27 9/28 10/1 10/5 に実施。
①神田川コースー防災対策を知るー 、②小名木川コースー物流の変遷を知るー
③東京ベイコースー開発の歴史を知るー 、④隅田川コースー夜の景観を知るー の4つのコース。
私は、②の小名木川コースに応募しました。
出発場所は、「中川船番所資料館」に近い、「江東旧中川水彩パーク船着場」で、ここでは水陸両用のバスも発着しています。
さて、今回頂いた資料によると、
案内ポイントは、舟でしか体験できないインフラ。 東京都心にある”ミニパナマ運河”ともいわれている「扇橋閘門」の役割と仕組みをお話しします。
閘門(こうもん)とは?
「閘門とは水位の違う水面の間に『舟を通行させる』ための施設です。『水のエレベーター』とも言われています。」
扇橋閘門の説明では、
完成年:1976(昭和51)年、閘門幅:11m、 閘室長:110m
扇橋閘門は、江東デルタ地帯を東西に流れる小名木川のほぼ中央に位置し、水面の高さが違う河川を船が通行できるようにした”ミニパナマ運河”といえる施設です。 その仕組みは、2つの水門に挟まれた水路(閘室)に船を入れ、水位を人工的に昇降させることにより、船を通過させるというものです。夏場など水辺に親しみやすい季節には、プレジャーボートなど多くの船舶が往来します。(出典:東京都建設局ホームページより)
それでは、出航です!
小名木橋に架かる第一の橋「番所橋」
わくわくして出航すると、第一の橋の下を通過します。 「番所橋」です。
江戸時代、ここには舟の通行と積み荷の検査を取り締まる「船番所」が置かれていました。
小名木川は、行徳で製塩した塩を日本橋方面に運搬するために開削され、非常に重要な航路でした。
別名、「塩の道」と呼ばれていました。
小名木川橋
途中、塩の道橋、丸八橋、砂島橋、進開橋、小名木川橋梁、クローバー橋を通過してきました。
参加者に配布下さった②小名木川コースー物流の変遷を知るー という資料が大変有益です。
今後も利用していきたいと思っています。
小松橋を経由して扇橋閘門へ
小松橋です。 前方に、扇橋閘門が見えます。
扇橋閘門 ”ミニパナマ運河”
「扇橋閘門の仕組み」については、
東京都建設局ホームページに親切で、詳しい説明が載っていますので、こちらをご覧ください。
新小名木川水門 水門の開扉
一旦、注水されて入ってきた門とプールのような(閘室)の水位の高さが同じになったので、排水された後、水門が開扉されて前進することが出来ました。
無事に閘門を通過し、さらに小名木川を隅田川方向に進みます。
新小名木川水門、前方に見える万年橋をくぐると、いよいよ隅田川です。
万年橋を通過して隅田川 清洲橋遠景
さあ、ここからが中央区の観光旅行です。
遠景には清洲橋。 名前の由来は、当時の深川区清住町と日本橋区の中洲町とのそれぞれ一字をとって命名されたとのことです。
永代橋とともに震災復興事業として架橋されました。
勝鬨橋、永代橋、清洲橋は隅田川に架かる三橋として重要文化財に登録されています。
豊海橋 中央区ものしり百科によれば
その歴史は古く、元禄11年(1698)に木造橋が架けられ「豊海橋」あるいは「乙女橋」などと呼ばれた。
明治36年(1903)には木橋から鉄橋に架け替えられたが、関東大震災で崩壊。 その後、震災復興橋梁の一つとして架橋が計画され、昭和2年(1927)に完成した。 (中略)梯子を横倒しにしたような、珍しいデザインを採用している。(以下、割愛)
名橋・日本橋 重要文化財
「歩いてわかる中央区ものしり百科」によれば、
現在の橋は石造2連のアーチ橋で、明治44年に完成した。装飾を担当したのは建築家の妻木頼黄で、(中略)
平成11年(1999)、国の重要文化財に指定。 平成23年(2011)には、日本橋架橋100周年を記念するイベントが日本橋地域で開催された。 以上
少し前のことと思っていましたが、
この記念イベントの前年、2010年日本橋観光案内所が開設されています。
現在の滝の広場の船着き場には、市川團十郎と坂田藤十郎が船乗り込みを行い「双十郎河岸」と呼ばれるようになりました。
大変懐かしい思い出が蘇りました。
EDO ART EXPO は10月8日まで、
株式会社建設技術研究所様のご案内
EDO ART EXPO は、今年は17回目の開催で、開催期間は10月8日までです。
主催はNPO法人 東京中央ネット様、後援は東京都、中央区、千代田区、港区、墨田区と開催範囲が4区にまたがっています。今年のテーマは、「江戸を紡ぐ」。 開催されている内容についてご覧ください。
共催されている株式会社建設技術研究所様のHPをご参考までにご紹介します。