心潤う新茶の香り。茶ノ木神社
立春から数えて八十八日目。「八十八」の文字を重ねると「米」という字になることから、農業に携わる方々にとって大切な節目であるこの日は、同時に「新茶」の季節の幕開けでもありますね。
人形町のビル群に囲まれながらも、そこだけ凛とした空気が流れる「茶ノ木神社」へ伺いました。
こちらの神社は、江戸時代に下総佐倉城主・堀田家の中屋敷にあった守護神。屋敷の周囲に見事な茶ノ木が植えられていたことから、いつしか「お茶の木さま」と親しまれるようになったそうです。
新茶が目に眩しい境内で、本年も「献茶式」が執り行われました。献茶式の厳かな空気の中に、コンチキチンと響き渡るお囃子の音色が加わると、人形町の街が一気に江戸の祭礼の活気に包まれます。
「新茶」の香りは、冬を越えて蓄えられた生命力が凝縮されたような、力強くも爽やかな香り。これをいただくと、「病気にならない」「長生きする」と言われるのも、納得の清々しさです。
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