佃島住吉の祭り
正保3年(1646年)、大坂より移住した漁師らが住吉三神、神功皇后、および徳川家康の御神霊を奉遷し、お祀りしたことに始まる佃住吉神社。本年は鎮座380年という記念すべき佳節を迎え、いよいよ壮大なる「本祭り」が厳かに斎行されます。
<2026年7月5日撮影>
佃島の入り口に忽然と現れる、仮設の「黒木鳥居」。本来は皮がついたままの生木を使うものを指しますが、佃のそれは、美しく皮が剥かれた清らかな「白色」をしています。これこそ、江戸っ子の粋な美意識が形にした独特の意匠と言えるでしょう。
近年「大又木(おおまたぎ)」とも称されるこの鳥居は、見慣れた日常の街並みを一瞬にして神聖な世界へと変貌させる、壮大な「結界」の役割を果たしています。一歩足を踏み入れれば、島全体がひとつの大きな「境内」へと塗り替えられていくかのようです。
祭り期間中は、神社や佃小橋の周辺に屋台がずらりと軒を連ねます。この夏、白い結界の向こう側に広がる熱気あふれる佃島へ、ぜひ出かけてみませんか。
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