浴衣の伝統、そして「江戸っ子が愛した中形染め」
「ゆかたびら」から夏の普段着に変遷
(琴の効果音を脳内再生してくれ♪)
それは、貴族が入浴時に着用した「ゆかたびら」と呼ばれる麻の衣服だといわれています。
「ゆかたびら」は「湯帷子」と書きます。
伝統技法「中形染」
あれこれ蘊蓄を書いても小難しくなってしまうが、染色方法や染料だけ説明奉り候。
木綿の生地が普及するとおしゃれな日の本のお国柄。柄だけに柄物を着たくなるわけですわ。(上手いw)
そうすると当然染色技術が発展するわけですわな。
「中形染(ちゅうがたぞめ)」この言葉だけ知ってると、こいつ知ってるな、と思われるので、覚えておいて損はないぞ!
木綿の浴衣(ゆかた)の生地に文字通り中くらいの型紙を使って模様を染める技法のことです。
江戸時代から続くので伝統的な型染め技法だな。
いわゆる型紙を用いて、糊をプリントゴッコ(もはやなにそれ)のようにプリントします。
なんで糊をプリント?
回転の速い方は即答でしょう。
そう染まらない部分を作るわけです。
表側からも裏側からも糊を置くのが中形染の特徴。
ちなみに「中形」って名称は、文様の大きさが大紋(大柄)と小紋(細かい柄)の中間程度であることに由来するんだって。
江戸時代には浴衣地を染める代表的な技法となり、「中形」といえば浴衣を意味するようになったんだと
製作風景が載っているこちらのサイトを見つけました。
動画を見る事ができます!
18世紀頃、幕府は贅沢禁止令を出し、庶民が派手な絹織物や豪華な染色を身につけることを制限したんだと。今の言葉で言うと、生活上のドレスコードが敷かれている感じでしょうか?幕府は心が狭いの~(背景等理解せずに思ったままの発言)
なので、パンピー(死語)たちは木綿の生地と藍色という使える条件の中で、粋や美しさを追求。それが中形染の技術が発達した背景のようです。
染料の「藍染め」
次は染料について。
「藍染め」とは言葉どおり藍色に染める染料の事。
見た目にも涼やかで、日本の夏を象徴する色彩であることはいわずもがな。
主力の徳島産の阿波藍は、タデアイ(蓼藍)という植物の葉を乾燥させ、約75〜100日間かけて発酵させた「すくも(蒅)」を使って何度も染め重ねることで深い藍色となります。
藍染めには防虫や消臭といった実用的な効果もあるんだとさ。
※画像載せたいけど、いいのが見つかりませんでした。
ご興味持たれたらぜひ検索してみてください!
明治以降の衰退と復興
江戸時代が終わり、世は文明開化。
明治時代後半になると、大量生産に向く「注染(ちゅうせん)」という技法が登場。
注染の普及によって中形染めの需要は減少し、昭和期には職人の数も減ったと。
しかし、その高度な技術的価値が認められ、1955年(昭和30年)に、清水幸太郎氏、松原定吉氏が長板中形の技術保持者として重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。これにより伝統技術として保護され、現在まで受け継がれています。
清水幸太郎氏は、中央区まちかど展示館の一つ、人形町にある「三勝ゆかた博物館」を運営している「株式会社三勝」さんの職人さんでした。
江戸東京博物館デジタルアーカイブで清水幸太郎氏寄贈の型紙を見ることができます!
清水幸太郎旧蔵長板中形型紙関係資料
「三勝ゆかた博物館」については、みどさんが過去ブログにて紹介されてます。
ということで、今回は浴衣の蘊蓄でした!
おしまい
おまけ
銀座SIX屋上で盆踊りが行われてました。
氷の柱。涼しげです。
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