【日本橋室町】 祝170周年! 新しい試みが目白押し
「日本橋弁松総本店」
日本橋弁松総本店。このブログにもたびたび登場しているたいへん有名なお弁当屋さんです。
嘉永3年(1850)の創業から170年にあたるアニバーサリーイヤーの今年、日本橋弁松総本店ではさまざまな企画が用意されています。
折詰料理専門店発祥の店
文化7年(1810)、日本橋魚河岸に開いた食事処に起源を持つ日本橋弁松総本店の歴史については、rosemary sea氏(ロズマリ氏)の記事に詳しいので、ぜひそちらをご参照ください。
中央区観光協会発行の「中央区 はじめて物語マップ」はポップなデザインに生まれ変わりました。現在、一時休館中ですが普段は中央区観光情報センターなどで手に入れることができます。
左:江戸時代を感じる旧デザイン 右:アイコンを用いた現在のデザイン
弁松オリジナルグッズ
トップ画像は先日販売されたオリジナル手ぬぐいのアップです。手ぬぐいを集めている私も、こんなにおいしそうな手ぬぐいは初めて。図柄のモデルになっているのは、日本橋弁松総本店のシグネチャー折詰「並六(なみろく)」の白飯弁当です。
お弁当の詳細もロズマリ氏の記事にまとめられています。うつくしく整った折詰弁当が勢ぞろい!
折詰料理専門店発祥のお店 ~ 日本橋弁松総本店 ~(2019年2月)
このオリジナル手ぬぐいは創業170周年の記念に特別にあつらえたうちの50枚を限定販売したものでした。全国から反響があり、秒速で完売してしまいました。好評のため、5月には数量の制限なく再販売されるそうです。銀行振込による通信販売もできます。ご贔屓筋に配られたそうなので、もしかしたら、あの歌舞伎俳優さんとおそろいかもしれませんね。
老舗どうしのコラボレーション
手ぬぐいの制作は梨園染の「戸田屋商店」。こちらのお店についても、今まさにロズマリ氏がクローズアップしています。ブログを読んで興味津々になっていたところだったので、日本橋弁松総本店から届いたオリジナル手ぬぐいが戸田屋さんのものとわかったときは、よろこびが倍増しました。
オリジナル手ぬぐい第1弾 並六 白飯弁当バージョン
※戸田屋商店さんの店頭でのお取り扱いはありません。
日本橋弁松総本店では、オリジナル手ぬぐいの第2弾として「赤飯弁当」バージョン、つまり色違いも企画中です。売れ行き次第では第3弾、第4弾も。今後も楽しみですね。
また、日本唯一の楊枝専門店「日本橋さるや」とコラボレーションしたオリジナル楊枝の販売も決まりました。オリジナル楊枝は完全受注販売で、ただいま日本橋弁松総本店にて予約を受付中です。お申し込みは4月30日まで。くわしい注文方法は公式アカウントによる下記の投稿からご確認いただけます。
https://twitter.com/benmatsu1850/status/1251753335285149696
こちらではマダムはるみ氏がさるやさんの歴史とともに桐箱入りのお品を紹介しています。
お弁当とお惣菜 今だけの特別販売
デパ地下で弁松のお弁当を購入されていた方も多いことと思いますが、今般の緊急事態宣言を受け、臨時休業している売り場もあります。そこで、この期間中は特別に日本橋の本店と江東区永代の工場でお弁当とお惣菜の直販をしています。近くにお住まいの方、お勤めの方がうらやましいです。今のところ、平日は本店、土日祝日は工場で販売をしていますが、販売日と時間、販売数は流動的なので、公式アカウントで直近のつぶやきをチェックすると確実です。今後の手ぬぐいの再販売などオリジナルグッズの情報についても、この場でお知らせするそうです。
公式アカウントはこちら https://twitter.com/benmatsu1850
日本橋の話題が続きます
4月25日 (土) 放送のテレビ東京『出没!アド街ック天国』は「老舗の日本橋」と題した特別編だそうです。中央区ファンは見逃せませんね。
6月16日 (火) には日本郵便から、日本橋界隈の小物、食べ物、建物を題材にした特殊切手が発行されます。あの「並六」が今度は切手に! こちらも待ち遠しいです。
今はなかなか自由に出歩くことができませんが、こんなふうに家にいながらにして日本橋の街を楽しむことができてとてもうれしいです。
店舗情報
日本橋弁松総本店|Benmatsu-Souhonten
中央区日本橋室町1-10-7
03-3279-2361
工場所在地:江東区永代1-1-9
永代の工場では、当面の間、本店休業日のお弁当・お惣菜の販売、あらかじめ「工場引き取り」を指定した場合のオリジナルグッズの受け渡しを行っています。