蛎殻町の松

【伊奈氏シリーズその4】伊奈神社(静岡県小山町)

中央区内には「郡代屋敷跡」という観光ポイントがあります。徳川家康から代官頭に任命された伊奈忠次をはじめとして、その後関東郡代といわれ十二代にわたり世襲したのが伊奈一族です。2022年1月17日公開のブログ「幕府を支えた伊奈一族に、もっと光を」では伊奈家の菩提寺である源長寺について、2022年5月5日公開のブログ「関東のインフラ整備に尽力した伊奈氏の拠点を歩く」では、埼玉県伊奈町の伊奈氏屋敷跡について、2022年7月5日公開のブログ「【伊奈氏シリーズその3】伊奈神社(つくばみらい市)」では、茨城県つくばみらい市の伊奈神社と福岡堰について書きました。
今回は、静岡県小山町にある「伊奈神社」を訪ねました。1707年に起こった富士山の「宝永大噴火」は、火山灰や砂は遠く東京都の一部まで到達するほどの大規模な被害をもたらしました。ときの関東郡代、伊奈半左衛門忠順(ただのぶ)は、復旧・復興対策を行うだけでなく、被災地の住民に寄り添い、幕府の命に背いて、飢える住民のために幕府の米を分け与えたといわれています。尊敬を集めた忠順を祀ったのが伊奈神社です。
日本は火山列島。いつ噴火の被害を受けるかわかりません。平常時に情報収集をして心構えを持っておくことが大切ですね。東京都防災ホームページが参考になると思います。
神社の敷地の道路向かいに、駐車場があります。