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ー　江戸湊（えどみなと）の出入り口に架けられた橋　ー

延宝７年（１６７９年）、霊岸島（れいがんじま：現在の新川）と対岸の箱崎地区を結ぶために架けられたとされる橋。

橋の周辺が江戸湊の出入り口にあたることから、この名称がついたといわれる。

現在の湊橋は、関東大震災の復興事業の一環として昭和３年（１９２８年）に架設された鉄筋コンクリート造の３連アーチ橋。

平成元年（１９８９年）の整備事業により、装いを新たにした。

（日本橋箱崎町～新川１丁目）

～　歩いてわかる　中央区ものしり百科　より　～

日本橋箱崎町１０ー７

１１月１１日の「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～　異聞　４５　～　中洲　～」でアナウンスさせていただきました通り、湊橋周辺の名所として「高尾稲荷神社」を載せさせていただきます。

本当は距離的には、次の橋「豊海橋（とよみばし）に近い神社なのですが、次の項のような案内板が湊橋のたもとにありますので、今回ここでまた書かせていただきます。

と、言いましてもその１１日の記事同様、ここでは詳しく書かずに、以前の記事をご覧いただきたいと思います。

⇒　２０２１年１月７日「人形町から行ける、静かな佇まいの神社　NO.３２　～　高尾稲荷神社　～」

※　この記事でご紹介しましたのは仮社です。

　　この記事を書いた後の２０２２年に、新社が完成し、移りました。

湊橋のたもとにあります案内板です。

箱崎町のパワースポット

　史跡　高尾稲荷神社のご案内

江戸時代初期の万治２年１２月（１６５９年）墨田川三又、現在の中州あたりにおいて仙台候伊達綱宗の怒りにより遊船中に吊るし斬りし首を刎ねられた、新吉原三浦屋の遊女、二代目高尾太夫の首級が当地大川端の新堀岸に漂着し、高尾太夫大明神稲荷社として祀られたのが当社の起縁です。

江戸時代より広く庶民の信仰の対象となりまた歌舞伎や講談に脚色され人気演目として度々上演されて来ました。

昭和２０年３月２０日の戦災により社殿が焼失いたしましたが地域の皆様のご協力により再建することが出来ました。

昭和５１年１月の町名変更にあたり、当町会名をこの高尾稲荷由来札に残し、郷土の史跡を見直そうとの意志により改めて社殿の再建を致す事となりました。

再建工事の折、旧社殿下より高尾太夫の実物の骨壺が発掘され、地域の重要な史跡資料として見直される事となりました。

今現在もこの社には稲荷社としては、全国でも非常にめずらしく実体の神霊（実物の頭蓋骨）を祭神として社の中に安置しております。

◇　懇願と御神徳

頭にまつわる悩み事

（頭痛、ノイローゼ、薄髪等）

商売繫盛、縁結び、学業成就。

日本橋区北新堀町　町会

ー　通貨価値の安定を図る目的で日本銀行を創設　ー

明治維新後の新政府は、急速に近代化を推し進めたが、財政基盤が固まっていないため、政府紙幣や国立銀行券などの不換紙幣を発行して急場をしのいでいた。

ところが、明治１０年（１８７７年）に西南戦争が起こって戦費調達が急務となり、不換紙幣を大量に発行したため、大インフレが発生した。

明治１４年、大蔵卿に就任した松方正義は、緊縮財政処置の発動によりこの混乱を収束させたのち、通貨価値の安定を図る中央銀行の設立を建議、翌明治１５年６月には日本銀行条例が公布され、同年１０月、日本橋区北新堀町（現在の日本橋箱崎町）に日本銀行が創業した。

当初は、北海道開拓使物産売捌所（ほっかいどうかいたくしぶっさんうりさばきじょ）の建物を使用して銀行業務を行っていたが、その後明治２９年、日本橋本石町（にほんばしほんごくちょう）の現在地にルネサンス様式を取り入れた「ネオ・バロック建築」の石積みレンガ造３階建ての建物が完成し、日本銀行は移転した。

豊海橋（とよみばし）近くの歩道脇の植え込みには「日本銀行創業の地」と記された記念碑があり、碑面には創業時の日本銀行の建物（開拓使物産売捌所）を描いたプレートがはめ込まれている。

（日本橋箱崎町１９）

～　歩いてわかる　中央区ものしり百科　より　～

上の２枚の画像は、深夜の湊橋です。

上の地図上、中央やや下の赤丸の橋が湊橋です。

日本橋茅場町１丁目　ー　日本橋小網町

日本橋川として、上流には茅場橋（かやばばし）、下流には豊海橋（とよみばし）が架かっています。