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日本橋中洲地区の中央の道路です。

現在の日本橋中洲地区は赤い線で囲いました。

中洲は江戸時代中期、江戸三俣付近に約２０年ほどあった歓楽街でした。

現在のように陸地でなく、埋め立てられた島でした。

月の名所となっていたそうで、舟遊びが盛んなスポットでした。

歓楽街としましては、寛政の改革のよりまして寛政元年（１７８９年）に取り壊しとなりました。

なお、「日本橋中洲地区」につきましては五月雨ジョージさんの記事をご覧いただくとわかりやすいです。

⇒　２０１８年２月６日「日本橋中洲地区」

そしてアペリティフさんの記事もございます。

⇒　２０２５年８月１０日「なかすをさがすのまき」

３７話で松平定信さんは、旗本や御家人が債務を抱える元凶でした中洲の歓楽街を取り壊すよう命じました。

所在地：日本橋箱崎町１０ー７

「高尾稲荷神社」につきましても、以前、記事にさせていただいております。

⇒　２０２１年１月７日「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社　NO.３２　～　高尾稲荷神社　～」

この記事でご紹介しましたのは仮社です。

この記事を書いた後の２０２２年に、新社が完成し移りました。

ここで中洲の隣りの日本橋箱崎町にあります高尾稲荷神社を話題とさせていただくのには意味があります。

２０２１年の高尾稲荷神社の記事の中で古典落語「仙台高尾」を書きましたが、その中で仙台公が吉原の遊女・高尾太夫を斬った場所、舟の上なのですが、その場所が中洲の辺りであった、と云われています。

斬ったのは史実なのですが、万治元年（１６９５年）のことですが、その高尾太夫の遺体、頭の部分が北新堀河岸に流れ着き、それが高尾稲荷神社に祀られたそうです。

なお、仙台高尾につきましてはこのシリーズで以前再登場させていただいております。

⇒　２０２５年３月６日「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～　異聞　⑥　～身請け～」

また、これから掲載となります『映画「祈りの幕が下りる時」キーとなります１２の橋、ご紹介します』シリーズの１１月・湊橋にても、湊橋近隣として高尾稲荷神社を再びご紹介させていただくつもりです。

所在地：日本橋中洲１１ー１

ロズマリは以前金刀比羅宮につきまして記事をまとめています。こちらをご覧ください。

⇒　２０２０年９月１１日　「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社　NO.２１　～　金刀比羅宮（日本橋中洲）　～」

所在地：日本橋中洲５ー１

マンションの植え込みにあります。

夏目漱石の「我輩ハ猫デアル」は、小山内薫によって脚色された。

伊井蓉峰らが出演し、日本橋区中洲の眞砂座跡（※）で明治三十九（一九〇六）年十一月三日から三十日にかけて上演された。

平成十五年十月吉日

早稲田大学　第十四代総長　奥島孝康　識

※　眞砂座は中央区史によりますと、明治２６年（１８９３年）から大正６年（１９１７年）まで、演劇史上その名をとめた劇場、となっていますので、「跡」とここではつけるべきではない、と思慮します。

所在地：日本橋箱崎町４４ー９

日本橋中洲と接している建物です。

奥側のマンションは日本橋中洲に建っています。

ここは東京都下水道局の箱崎ポンプ所です！

浸水からまちを守っています。

　　　　　箱崎ポンプ所のやくわり

まちに降った雨は下水道管へ流れます。

下水道管は自然に流れるように少し傾いています。

箱崎ポンプ所に流れついた雨水は、ポンプで汲み上げ「隅田川」へ放流することで、まちを浸水から守っています。

箱崎ポンプ所の隣りにあります。

宗教法人大星教会「八大龍王社元宮」です。

説明板には「昭和２０年八大龍王御神霊御降臨ありて御霊示に依り供養塔を建立御礼拝申上げたる発祥の御霊地であります」と書かれています。