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べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」第16話、観られました?

陰謀渦巻く中、安田顕さんの平賀源内怪演技、素晴らしかったですね。渡辺謙さんとの絡みも見事でした。

史実といわれる部分も敢えて変えてのストーリーを堪能させていただきました。

ちなみに源内が入れられた牢は伝馬町牢屋敷です。

 

今回のお話は源内と親交のあった「杉田玄白(すぎたげんぱく)」、前回第15話に登場しましたね。

杉田玄白は日本橋で町医者をしていたことがあります。

また、新日本橋駅近くにあった長崎屋という宿を訪問したこともあります。

そして何よりも、前野良沢、中川淳庵と「ターヘル・アナトミア」を翻訳して「解体新書」を刊行しました。

その執筆回想録「蘭学事始」も杉田玄白さんの書いたもの。

その後浜町にも住んでいたそうです。

 

なお、冒頭画像は明石町5-26、カトリック築地教会聖堂です。

カトリック築地教会聖堂のご紹介記事はこちらです。

⇒ 2023年5月25日「築地本願寺とカトリック築地教会聖堂 どちらもパイプオルガンがあります ~築地本願寺・カトリック築地教会聖堂~」

それでは・・・

 

杉田玄白は・・・

杉田玄白は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

享保18年(1733年) ー 文化14年(1817年)

江戸時代後期の蘭学医、若狭小浜藩の藩医。

宝暦7年(1757年)、藩医にまま日本橋で町医者を開きます。

のちにオランダ商館長らが宿泊する長崎屋を訪問することも。

安永3年(1774年)、前野良沢、中川淳庵、桂川甫周らと「解体新書」を刊行。

そして解体新書の執筆回想録「蘭学事始」を書き、それを福沢諭吉が刊行しました。

なお、外宅として浜町に住んでいたこともあるようです。

 

上の画像と下の画像は、築地3-15-1、築地本願寺です。

築地本願寺の記事はこちらです。

⇒ 2024年11月8日「雨の朝 築地本願寺 そしてお勧めのお食事処 ~築地本願寺~」

 

「べらぼう・・・」での杉田玄白は・・・

「べらぼう・・・」での杉田玄白は・・・ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

山中聡(やまなかそう)さんが演じています。

家政夫のミタゾノ第7シーズン、山中さんは最終話、ロズマリは第1話と第2話、すれ違いです。

 

杉田玄白

若狭小浜藩の藩医で、前野良沢や中川淳庵とともに、『ターヘル・アナトミア』を翻訳し、須原屋(里見浩太朗さん)から『解体新書』を発表する。

平賀源内(安田顕さん)は、『解体新書』の挿絵を描くことになる画家・小田野直武を紹介し、活躍する分野は異なっても、互いに尊敬しあう仲となっていく。

ー NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ホームページ より ー

 

中央区民文化財
長崎屋跡

中央区民文化財
長崎屋跡 べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

所在地 日本橋室町4丁目2番地付近

江戸時代、ここには長崎屋という薬種屋があり、長崎に駐在したオランダ商館長の江戸参府時ににおける定宿でした。

諸外国のうち、鎖国政策のため外国貿易を独占していたオランダは、幕府に謝意を表するために江戸に参府し、将軍に謁見して献上品を贈りました。

江戸参府は江戸前期から毎年行われており、商館長の他、通訳、医師などが長崎からにぎやかに行列して江戸に来ました。

しかし経費の問題もあり、江戸中期からは4年に1回となっています。

随行したオランダ人の中には、ケンベルやツンベルク、シーボルトなどの医師がいたため、蘭学に興味を持つ青木昆陽(あおきこんよう)、杉田玄白(すぎたげんぱく)、中川淳庵(なかがわじゅんあん)、桂川甫周(かつらがわほしゅう)、平賀源内(ひらがげんない)をはじめとした日本人の蘭学者、医師などが訪問し、江戸における外国文化の交流の場として、あるいは、先進的な外国の知識を吸収する場として有名になりました。

この地は、鎖国下の日本における数少ない西洋文化との交流の場として貴重であり、区民史跡に登録されています。

  平成21年5月     中央区教育委員会

 

蘭学事始地碑(らんがくことはじめちひ)

蘭学事始地碑(らんがくことはじめちひ) べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

(画像は中央区観光協会ホームページより)

所在地 明石町11先

ー 解体新書の翻訳に取り組んだ記念碑 ー

豊前国(ぶぜんのくに:現在の大分県)中津藩奥平家の中屋敷は、現在の明石町にあった。

同藩の藩医で、蘭学者であった前野良沢は、杉田玄白・中川淳庵・桂川甫周らと中屋敷に集まり、オランダ語の医書『ターヘル・アナトミア』の翻訳に取り組み、安永3年(1774年)に『解体新書』を出版する。

当時の苦心の様子は、のちに杉田玄白が著した『蘭学事始』に詳しく書かれている。

石造りの蘭学事始地碑は、昭和34年(1959年)に建てられたもので、慶応義塾発祥の地のすぐ隣にある。

東京都指定文化財。

~ 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ~

 

 べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~

上と下の画像は築地6-20-37、波除(なみよけ)稲荷神社です。

波除稲荷神社の記事はこちらです。

⇒ 2021年3月25日「ちょっと気になる中央区の神社① ~波除神社~」

 

・・・これからもNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」を、目を凝らして視聴したいと思います。

 

 べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 異聞 ⑯
  ~ 杉田玄白 ~