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かつて銭湯があった場所
前回紹介したかつて銭湯があった場所でラジオ番組「大好き中央区」に出演したパンちゃんです。
その時に話しました中央区月島4丁目交差点近くにあった梅の湯さんを取り上げます。
写真は月島4丁目交差点周辺です。写真の右手に梅の湯さんがあった場所になります(2枚目の写真参照)。
月島には佃を含めて現在3軒の銭湯があります。月島はかつて工場地帯だったため、昭和44年には12軒の銭湯が佃・月島にありました。石川島播磨重工業(現IHI)、月島機械、安藤鉄工所などで働く人たちの癒しとなっていました。
ちなみに、石川島播磨重工業の播磨とは兵庫県相生市にあった播磨造船所のことです。
梅の湯さんを取り上げたのは月島西仲通8丁目(現勝どき1丁目)にあった月島浴場さんと郷里が同じ石川県加賀市宮地で、経営者が加賀市出身の郷里団体である東京一八会の中心的な存在だったからです。東京一八会は銭湯の郷里団体では一番大きかったとのことです。
梅の湯さんは昭和末期の昭和63年頃で辞められ、東京一八会もやがて解散しました。
地方から出てきた同郷の人たちが集まって日本の発展に貢献したという時代があったということを再認識していく必要があります。