浮世絵に描かれた中央区の名所(7)
~「冨嶽三十六景 江戸日本橋」:葛飾北斎~
浮世絵を手に、日本橋の未来を覗いてみませんか
北斎の絵には、日本橋と、そこから江戸城の方向へと続く日本橋川が描かれており、その上空には青空が広がっています。2040年代には、北斎の絵のように、日本橋川の上空に青空が見られるようになります。
「冨嶽三十六景 江戸日本橋」: 葛飾北斎
(出典:国立国会図書館)
手前には、荷を運ぶ人などでごった返す日本橋が描かれており(絵の①)、真ん中には、日本橋のシンボルである、擬宝珠があります(絵の②)。現在は、タイトル画像の通り、擬宝珠はなく、素敵なデザインの街灯があります。その奥には一石橋(絵の③)と江戸城(絵の④)、遠景には富士山が描かれています(絵の⑤)。川の両岸には問屋や蔵が立ち並び(絵の⑥)、大型船で各地から運ばれてきた産物を江戸湊で積み込んだ小舟が、産物を陸揚げしている様子も描かれています(絵の⑦)。
タイトル画像は、北斎の絵と同じように、日本橋の上から日本橋川の上流を眺めた風景です。日本橋川の上には高速道路が架かっており、また、前方にはビルが建ち並んでおり、青空も富士山も見えません。現在、高速道路の地下化が進められており、2040年代には、北斎の絵と同じように、日本橋川の上に青空が広がる景色が見られるようになります。
首都高速道路日本橋区間地下化
首都高速道路日本橋区間地下化事業については、以下のホームページ(↓)で詳しく説明されています。
https://www.shutoko.jp/ss/nihonbashi-tikaka/
上の写真は、4月5日(日)に開催された、《春の名橋「日本橋」まつり》において展示されていた、首都高地下化後の模型です。首都高や地下鉄が精巧に再現されており、日本橋室町にあるプレゼンテーション拠点「VISTA」に展示されています。「VISTA」では、首都高日本橋区間地下化事業、並びに、日本橋エリアの5つの再開発事業に関する詳しい展示などの見学をすることができます(事前予約制)(↓)。
https://www.shutoko.jp/ss/nihonbashi-tikaka/vista/
「VISTA」で、北斎の絵に描かれた日本橋の「未来」を覗いてみてはいかがでしょうか。
【過去ブログ、参考資料・出典】
●過去ブログ:
(1)「東海道五拾三次 日本橋 朝之景」:歌川広重 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6517
(2)「名所江戸百景 京橋竹がし」:歌川広重 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6510
(3)「名所江戸百景 するがてふ」:歌川広重 &【イベントのお知らせ】2月15日(日)まで「日本橋イルミネーション~こころ躍るNIHONBASHI」と「カナエルNIHONBASHI2025-26」開催中、残り期間わずかです! https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6519
(4)「名所江戸百景 びくにはし雪中」:歌川広重 &【ショップのご紹介(バレンタインギフトも!)】茨城県のアンテナショップ 「IBARAKI sense(イバラキセンス)」 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6590
(5)「名所江戸百景 日本橋雪晴」:歌川広重 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6594
(6)「浮絵駿河町呉服屋図」:歌川豊春 &【三越アーカイブス日本橋】「佐藤玄々と天女像」展示(~3月24日(火)) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6703
●参考資料・出典(ホームページ含む):
中央区、中央区観光協会、歩いてわかる中央区ものしり百科、Central Tokyo for Tourism(東京中央区オフィシャル観光ガイド)、中央区立図書館、国立国会図書館、東京国立博物館、国立文化財機構、東京都立図書館、東京都立博物館、ColBase、中央区沿革図集、神奈川県伊勢原市、東京建物
一度は見たい「浮世絵」名作100選-究極の名画を完全網羅!(宝島社)、浮世絵-江戸庶民が愛したメディアアートの歴史・名品・技法(カラー版徹底図解)(新星出版社)、図解でスッと頭に入る浮世絵(昭文社)、世界でいちばん素敵な浮世絵の教室(三才ブックス)、2時間でわかる浮世絵の本(自由国民社)、浮世絵の解剖図鑑-江戸の暮らしがよく分かる(エクスナレッジ)、ぶらり謎解き浮世絵さんぽ-お江戸にタイムトリップ(エクスナレッジ)、浮世絵でたどる!江戸の凸凹地形散歩(山川出版社)、浮世絵と古地図でたどる江戸の名所-江戸の名所をめぐればわかる!江戸っ子たちの暮らしと嗜み(洋泉社MOOK)(洋泉社)、広重「名所江戸百景」展 江戸開府400年記念-江戸切絵図と現代絵地図で辿る119名所(中央区江戸開府400年記念事業実行委員会)、浮世絵TOKYO名所案内-古地図でめぐる江戸東京ぶらり旅(メイツ出版)、新編浮世絵の基礎知識(雄山閣)、日本橋街並み商業史(慶応義塾大学出版会)、日本橋街並み繁昌史(慶応義塾大学出版会)、読んで歩いて日本橋-街と人のドラマ(慶応義塾大学出版会)、携帯東京古地図散歩 丸の内編(青幻舎)、重ね地図でたどる東京歴史散歩(宝島社)、江戸の町は骨だらけ(筑摩書房)、東京を江戸の古地図で歩く本(河出書房新社)、東京の江戸めぐりさんぽ-今に残る江戸の読み解きかた(エクスナレッジ)、江戸のひみつ-町と暮らしがわかる本 江戸っ子の生活超入門(メイツ出版)、大江戸見聞録(江戸文化歴史検定公式テキスト初級編)(小学館)、江戸・東京の歴史と地理-江戸の“魅力”がこの一冊で!(日本実業出版社)、江戸東京名所事典-古地図で辿る歴史と文化(笠間書院)、江戸人のしきたり-日本橋、天麩羅、三社札 寺子屋、歌舞伎、吉原…日本人の知恵と元気の源泉(幻冬舎)、江戸の懐古(講談社)、江戸切絵図を歩く(新人物往来社)、江戸から東京へ 第一巻(中央公論社)、江戸から東京へ 第九巻(中央公論社)、写真のなかの江戸-絵図と古地図で読み解く20の都市風景-(ユウブックス)、江戸を知る事典(東京堂出版)、江戸→TOKYOなりたちの教科書1 一冊でつかむ東京の都市形成史(淡交社)、江戸→TOKYOなりたちの教科書2 丸の内・銀座・神楽坂から東京を解剖する(淡交社)、江戸→TOKYOなりたちの教科書3 東京の基盤をつくった「武家屋敷物語」(淡交社)、江戸→TOKYOなりたちの教科書4 東京の古層を探るパワースポット寺社巡り(淡交社)、地図で読みとく江戸・東京の「地形と経済」のしくみ(日本実業出版社)、図解でスッと頭に入る江戸時代(昭文社)、江戸を知る-江戸学事始め(敬文舎)、江戸想像散歩-江戸図のなかを歩く・眺める(旬報社)、江戸・東京を造った人々2(筑摩書房)、家康が築いた江戸の見取り図(青春出版社)、『江戸名所図会』と浮世絵で歩く東京-まち、ひと、文化の今と昔(ビジネス社)
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