「中央区とのご縁:べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜㉖」
~日本橋浜町、蘭学事始地碑(明石町):杉田玄白~
杉田玄白が関わった解体新書の記念碑として、中央区明石町に「蘭学事始地碑」が建てられています。ほとんど知られていませんが、「杉田玄白」ゆかりの地は、中央区の「日本橋浜町」なのです。
“べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜” 第15話「死を呼ぶ手袋」
4月13日(日)放送の第15話では、杉田玄白(演:山中聡)が須原屋市兵衛(すわらやいちべえ)(演:里見浩太朗)のお店を訪れて、平賀源内(演:安田顕)自慢の「エレキテル」は、もともとオランダで作られたもので、原理や効能も判明していない、との話をしているシーンがありました。
日本橋浜町は、「杉田玄白ゆかりの地」の案内板が設置されていても不思議ではないほど、杉田玄白とのご縁は深いのですが、ほとんど知られていません。ドラマのストーリー展開を勘案すると、杉田玄白は、今後は登場しなさそうなので、今回、このご縁についてご紹介させて頂きます。
解体新書
明和8年(1771年)、杉田玄白39歳のときに、人生を大きく変える出来事が起こります。
同僚の中川淳庵(なかがわじゅんあん)が、江戸参府で「長崎屋」(*)に滞在している長崎のオランダ商館長一行から借りてきた解剖学書「ターヘル・アナトミア」を杉田玄白のもとに持ち込みました。
(*)「長崎屋」は以下ブログ(↓)をご覧ください。
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5861
杉田玄白はオランダ語を読めなかったものの、図版の精密な解剖図に驚き、自分が仕える小浜藩に相談したところ、藩主が「ターヘル・アナトミア」の購入を許可しました。
同年、杉田玄白、前野良沢(まえのりょうたく)、中川淳庵は刑死者の「腑分け」(=人体解剖)(*)を見学する機会を得ました。そして、「ターヘル・アナトミア」に描かれた解剖図を実際のものと見比べてみると……、3人はその正確さに驚嘆し、その帰り道、「ターヘル・アナトミア」を翻訳することを誓い合います。
(*)「腑分け」を許可したのは、第33話に登場した、北町奉行「曲淵景漸(まがりぶちかげつぐ)」(演:平田広明)です(↓)。
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6274
豊前中津藩(現在の大分県中津市)の藩医だった前野良沢は、築地鉄砲洲にある中津藩の中屋敷内に住んでいました。「腑分け」見学の翌日から、3人はここに集まって翻訳に取り組み、3年半の歳月をかけて、安永3年(1774年)に、医学書「解体新書」を刊行しました。この3人以外にも、桂川甫周、嶺春泰、烏山松圓、桐山正哲らが、翻訳に携わりました。
彼らが翻訳に取り組んだ中津藩の中屋敷は、現在の中央区明石町にある聖路加病院の敷地内にあたり、蘭学創始を記念し、聖路加病院のすぐそばに、石造りの「蘭学事始地碑」が建てられました。
治療に役立てるということだけであれば、「ターヘル・アナトミア」を日本語に訳解した時点で終わってもよいわけですが、杉田玄白は、出版・公開することでこれを世の中に示し、医学の世界を一新することを目的としていました。そして、この目的を実現する手助けをしたのが、「解体新書」の版元「須原屋市兵衛」(すわらやいちべえ)(演:里見浩太朗)でした。
但し、「解体新書」は当時としては画期的な内容であったため、刊行に際しては、慎重を期しました。その様子は、以下のブログ(↓)をご覧ください。
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5996
画像上段は、「解体新書」の扉絵(出典:国文学研究資料館)で、ご存知の方も多いのではと思います。画像中段は、スペインの解剖学者・ワルエルダの「人体解剖図詳解」の扉絵(出典:印刷博物館)です。両方の絵はよく似ており、「解体新書」の扉絵は、「ワルエルダの解剖書」の扉絵から採ったものだと言われています。玄白たちが、「ターヘル・アナトミア」だけでなく、「ワルエルダの解剖書」など、多くの原書を参考にしていた様子がうかがえます。画像下段は「ターヘル・アナトミア」の扉絵(出典:文化遺産オンライン)で、「解体新書」の扉絵とは全く異なりますね。
杉田玄白
杉田玄白は、平賀源内(演:安田顕)の無二の親友でした。宝暦13年(1763年)、平賀源内は、自身がプロデュースした物産会の成果をまとめた「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」を刊行しましたが、杉田玄白は、この頃から平賀源内と親交があったと言われています。また、平賀源内が伝馬町牢屋敷内で獄死した後、杉田玄白は私財を投じて平賀源内の墓を建てました。これらのエピソードは、以前、このブログでご紹介させて頂きました(↓)。
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5861
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5849
明和6年(1769年)、杉田玄白37歳の時、父・杉田甫仙が死去すると家督を継承し、新大橋のたもと(現在の中央区日本橋浜町3丁目)にある若狭国小浜藩(現在の福井県小浜市)酒井家中屋敷に居宅を移すことになりました。玄白は、その著書「狂医之言」の中で、酒井家中屋敷において「解体新書」の原稿を著した、と書いています。
安永5年(1776年)、玄白44歳の時、藩の中屋敷を出て、同じ日本橋浜町にある竹本藤兵衛という武士の土地の一部を借地し、そこで開業するとともに、「天真楼」(てんしんろう)と呼ばれる医学塾を開き、多くの優秀な蘭学者を育成しました。
文化4年(1807年)、玄白74歳のときに養子の杉田伯元に家督を譲り隠居し、文化14年(1817年)、 85歳で永眠しました。
杉田玄白が、現在「蘭学事始地碑」が建っている築地の中津藩中屋敷に通っていたのは、わずか3年半と比較的短期間でした。
一方で、杉田玄白は、酒井家中屋敷に住み始めた明和6年(1769年)から、少なくとも、息子に家督を譲り隠居する文化4年(1807年)までの約40年間、「日本橋浜町」に住んでいました。「杉田玄白」ゆかりの地は、中央区の「日本橋浜町」であると言えるでしょう。
画像上段は「酒井家浜町邸之図」(出典:杉田玄白(吉川弘文館))、画像中段は「御府内沿革図書」(出典:中央区沿革図集)、画像下段は現在の日本橋浜町3丁目の地図です(新大橋は、江戸時代は現在より下流にありました)。いずれの地図も、赤マルの箇所が、酒井家中屋敷があった場所で、玄白はここで「解体新書」の原稿を著していました。
画像中段の「御府内沿革図書」を調べてみると、ここに表示した地図以外のエリアは日本橋浜町ではないので、この図の、酒井家中屋敷近隣にある「竹本要人」と記された青マルの箇所が、杉田玄白が医学塾「天真楼」を開いた場所であると推察されます。
「浜ちゃん」は、日本橋浜町界隈を探してみましたが、残念ながら、杉田玄白の案内板などは見つかりませんでした。いつの日か、日本橋浜町に「杉田玄白ゆかりの地」の案内板が設置されることを期待しています!
アクセス
聖路加国際病院と聖路加国際大学の間の、聖ルカ通りを挟んだ向かい側に「蘭学事始地碑」の石碑(写真)があります。
https://www.gotokyo.org/book/wp-content/uploads/2020/03/2003_tsukiji-low_JP.pdf
【過去ブログ、参考資料・出典】
●過去ブログ:
① 伝馬町牢屋敷:平賀源内 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5849
② 浜離宮恩賜庭園:徳川将軍家の鷹狩場 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5856
③ 長崎屋、石町時の鐘:平賀源内 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5861
④ 日本橋 拾軒店:瀬川「青楼美人合姿鏡」https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5907
⑤ 日本橋瀬戸物町(福徳神社):鳥山検校 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5920
⑥ 狩野派:鳥山石燕、田沼意次、松平定信 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5987
⑦ 「耕書堂」(日本橋通油町):蔦屋重三郎 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5980
⑧ 熈代勝覧(きだいしょうらん):須原屋市兵衛(演:里見浩太朗) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=5996
⑨ 「べらぼうフェスティバル in 日本橋」(7/4~7/6)と「べらぼう 蔦屋重三郎 ゆかりの地めぐり(マップ付)」 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6014
⑩ 祝 蔦重:結婚、日本橋進出! 「大江戸問屋祭り」7/6(日)開催:鶴屋喜右衛門(演:風間俊介) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6063
⑪ 日本橋「白木屋」と「名水白木屋の井戸」:白木屋彦太郎(演:堀内正美) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6056
⑫ 池洲稲荷神社:鱗形屋孫兵衛(演:片岡愛之助)、7/22(火) 日本橋大伝馬町「池洲夏祭り」開催! https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6095
⑬ 小伝馬町・大伝馬町:宿屋飯盛(石川雅望)(演:「ピース」又吉直樹) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6102
⑭ 末廣神社「元葭原夕暮れ参り」:「吉原細見」のルーツは「元吉原(元葭原)」にあります https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6143
⑮ 伝馬町牢屋敷:田沼意知(演:宮沢氷魚)、佐野政言(演:矢本悠馬) 「中央区まちかど展示館 夏休みスタンプラリー&クイズ」開催中 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6149
⑯ 8月30日(土)「歴史を旅するプロジェクションマッピング Vol.2」開催(中央区立日本橋中学校) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6194
⑰ 高尾稲荷神社(日本橋箱崎町):遊女の一生、誰袖(演:福原遥) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6197
⑱ 薬研堀(薬研堀不動院):礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)(演:鉄拳) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6179
⑲ 椙森神社:北尾政美(きたおまさよし)(演:高島豪志) 宝くじファン必見、9月2日(くじの日)に椙森神社にて富塚祈願祭が開催されます! https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6207
⑳ 10月1日(水)「トークショーin中央区」開催:蔦重の母「つよ」(演:高岡早紀) 申込締切9月7日(日)(応募多数の場合は抽選) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6219
21 常盤橋門:北町奉行「曲淵景漸」(演:平田広明)<第33話「打壊演太女功徳」は「太夫(太女)が演じるエンタメ(演太女)」の回?:富本斎宮太夫(演:新浜レオン)> https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6274
22 【~蔦屋重三郎と絵師たち~、「第18回 EDO ART EXPO(江戸アートエキスポ)」開催(9月26日(金)~10月14日(火))】 https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6292
23 鉄砲洲(鐵砲洲稲荷神社):平秩東作(演:木村了) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6180
24 日本橋中洲(清洲橋、真砂座跡碑)、薬研堀(薬研堀不動院):田沼意次(演:渡辺謙)、松平定信(演:井上祐貴) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6162
25 秋の中央区はイベント盛りだくさん! 【江戸の出版文化と日本橋 ―蔦屋重三郎とその周辺―】 9月25日(木)~11月9日(日) 特別展開催中 (本の森ちゅうおう)(入場無料) https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/detail.php?id=6327
●参考資料・出典(ホームページ含む):
国文学研究資料館、早稲田大学、印刷博物館、文化遺産オンライン、
歩いてわかる中央区ものしり百科、中央区、国立国会図書館、東京都立図書館、国立文化財機構、東京国立博物館、NHK、プレジデント、サライ、ステラNet、東京都公園協会、浜離宮恩賜庭園、東京都、郵政博物館、「十軒店跡」案内板、福徳神社、京都大学、二条城、メトロポリタン美術館、イチマス田源、蔦重通油町ギャラリー、十思スクエア蔦重ギャラリー、熈代勝覧、Central Tokyo for Tourism(東京中央区オフィシャル観光ガイド)、東京大学、江戸東京博物館、中央区沿革図集、高尾稲荷神社、東北大学、東京富士美術館、薬研堀不動院、椙森神社、烏森神社、誠向山正法寺、EDO ART EXPO、日本橋美人新聞、鉄砲洲稲荷神社
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